万緑会の
指導方針

万緑会の
指導方針

万緑会の指導は、学力を形成する「理解力」「記憶力」「表現力」を伸ばすプロセスの中で、「好奇心」「自立心」「決断力」という人間性の基盤となるものを身に付け、最終的には、子供達が「自信」を持ち真の自立と成長につながるプログラムです。

東京大学・大学院薬学系研究科准教授の池谷裕二先生の著書「受験脳の作り方」にある通り、成績は、ある時から一気に伸びると言われています。

しかし、その前段階で必要なことがあります。それは、記憶について正しく知り学んで実践するという癖をつけておくことです。

天才が使っている記憶方法と言われている、「方法記憶」は、端的に言えば自らの知識と経験を生かして、記憶の転移を行い効率的に記憶する方法です。
万緑会では、特にこの「方法記憶」の習得に力を入れ、様々な課題に応用しています。

こちらの写真は、教室の幅を業務用の巻尺で測っている授業の一場面です。
彼は生まれて初めて持つ業務用の10m巻尺で夢中で教室の幅を測っています。

ここでのポイントは彼に「m」という単位をまだ指導していないということです。
時間をかけ、さんざん苦労して「先生! 332cm2mm」と答えた彼に、「すごい!」と答えながら巻尺の1mを指さし、「実はmという単位があるんだ。」とmについて初めて教えます。

 気の長い指導に見えますが、mを知らない状態で教室の幅という大きな物の長さを計った経験は、mという便利な単位がある意味(場合によっては単位がなぜあるのかという根本的意味)、1mとは100cmであり100cmはおよそこれぐらいの長さだという体感を伴う経験記憶となり、子供達の知識や論理的思考と組み合わされ、記憶の転移を引き起こし、方法記憶を生み出すきっかけになります。

理解は教えられて得るものではなく、自ら獲得するものです。時間がたっぷりある幼少期であるからこそ、たくさんの経験を積み、豊富な経験記憶を蓄える。一見遠回りとも思えるこの指導は、子供達の好奇心と主体性を育み、今までの知識を活用して解を求める思考力を鍛えます。

この時期の子供達の(自分の力で)「わかった!」という経験は、子供達に勉強元来の楽しさと、自信を与えます。万緑会で身に付けた方法記憶に基づく思考法が将来の受験に役立つのは当然ですが、それ以上に幼少期に根付いた、自信こそが、その後の子供達の人生を積極的で広がりのあるものにすると私達は考えています。

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